映画「さらば あぶない刑事」ネタバレあり感想

映画「さらば あぶない刑事」ネタバレあり感想

映画「さらば あぶない刑事」を映画公開初日に劇場で観てきました。

映画になるなんて知らなかったので、突然CMや番宣で知りびっくりしました!

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解説・あらすじ

映画「さらば あぶない刑事」劇場パネル

解説
テレビドラマと映画の双方で人気を博してきた刑事アクション『あぶない刑事』シリーズの完結編。定年を目前にしたタカとユージの刑事コンビが、日本進出をもくろむ中南米マフィアを相手に壮絶な戦いを繰り広げる。メガホンを取るのは、テレビ版や『あぶない刑事リターンズ』などの劇場版も手掛けてきた村川透。舘ひろし、柴田恭兵はもちろん、浅野温子、仲村トオル、木の実ナナといったオリジナルメンバーが結集し、菜々緒や吉川晃司がゲストとして参加。タカとユージの最後の雄姿に引き込まれる。

あらすじ
長きにわたり横浜の平和を守ってきた刑事コンビ、タカ(舘ひろし)とユージ(柴田恭兵)。定年を5日後に控えながらも、彼らは宿敵・銀星会の残党を追い、覚せい剤や拳銃が扱われるブラックマーケットの襲撃などを行っていた。そんな中、世界各国の闇市場や裏社会での縄張りを拡大している中南米マフィアが彼らの前に立ちはだかる。彼らの日本進出を阻止しようとするタカとユージだが、その戦いに横浜中の犯罪組織も絡んでいく。危険地帯と化した横浜で、二人は一世一代の勝負に挑むが……。
(引用:シネマトゥデイより)

映画感想

映画「さらば あぶない刑事」映画半券チケット

横浜港警察署の刑事コンビ・タカ(舘ひろし)&ユージ(柴田恭兵)の活躍を描いた人気シリーズの完結編。

わたしはミステリ小説や腐女子の嗜み・BL小説でもコンビの刑事というのがかなりの大好物なんだけど、その刑事好き、バディ好きの原点となった作品です。

1986年にテレビドラマがはじまり、人気作で劇場版が何本か公開されています。

知らない人へ向けての説明ですが、あぶデカシリーズはかなり長いです!
あぶデカが展開されてきた順番は以下です。

シリーズ開始から30年、前作から10年ぶりの新作映画。
今回は今まで続いてきたあぶデカを、コンビの二人の定年退職というテーマでしっかり終わらせようと作られた作品です。

どういう最後になるのかが気になって、映画公開初日に劇場で観てきました。

※ネタバレあり
※一回視聴なので解釈が違っているかもしれません
※好きでシリーズを観ていましたが、往年のファン!とどうどうと言えるほどではないので、解釈の違いはあると思います。

それを踏まえてどうぞ!

マイ解釈によるざっくりストーリー

定年退職まであと5日と迫った横浜港署捜査課刑事・タカことダンディー鷹山(舘ひろし)、ユージことセクシー大下(柴田恭兵)は、以前は後輩だったけれど今は上司となった横浜港署捜査課課長の町田透(仲村トオル)から「定年前は殉職率が高いので、先輩たちには無事に退職してほしいんですよ」と言われても、いつものようなハチャメチャっぷり。

銀星会の残党で今は新興のヤクザ闘竜会幹部・伊能を逮捕して華々しく引退しようと、許可もなく勝手にブラックマーケットを二人で襲撃したりと暴れ放題だった。

ブラックマーケットにはロシア、韓国、中国の各国のマフィアが入り乱れ、そこに中南米の犯罪組織BOBも危険ドラッグの密輸で横浜へ進出しようとしていた。

ユージが更生させた元不良グループのリーダー・川澄(吉沢亮)をブラックマーケットでみかけたことが気にあるユージ。

タカとユウジは結局伊能を取り逃がしてしまうが、その伊能が惨殺死体で発見される。
BOBのメンバー・ディーノ・カトウ(夕輝壽太)により殺害されたのだ。

タカが定年退職後にニュージーランドに一緒に移住する恋人の浜辺夏海(菜々緒)とディナーを楽しんでいると、夏海が米領事館に勤めていた時代に知り合ったというキョウイチ・ガルシア(吉川晃司)が声をかけてくる。

ガルシアはビジネスで来日となっているが、実は横浜進出をしようとしているBOBの幹部だった。

ユージがブラックマーケットで見かけた川澄は、ヤクザに殺された仲間の敵を討つために、とある危険ドラッグのデータを盗み出そうとして、ガルシアの周囲をうろついていた。

夏海は、目障りな二人をおびき寄せるためにBOBに拉致されてしまう。

また、100億ほどになる危険ドラッグの原料になる薬物を押収していたが、厳重に保管していた重要物保管所が襲撃に遭い、強奪されてしまう。

タカは夏海を無事に救出できるのか?
そして、二人は無事に定年退職できるのか・・・?というお話です。

今回、見どころの一つだと思う銃撃戦ですが、基本的にハンドガンが多くて往年のファンも納得なのではないでしょうか!

悪役の吉川晃司が渋くて格好良かった!

今回、タカ&ユウジも見どころではあるけれど、わたしは悪役のキョウイチ・ガルシアを演じていた吉川晃司の渋さがかなり注目でした・・・!

BOBの幹部役ですが、派手じゃないけど渋さの目立っていて、タカとのバイクに乗っての一騎打ちはかなり格好いい!

ガルシアの子分のディーノ・カトウ(夕輝壽太)のスキンヘッドでキレた演技が作品を引き締めていたような気がします。
そのおかげかバイオレンスも程よくあり、作品へのスパイスになったようにかんじます。

個人的にラストと薫の描写に異議あり

わたしはあぶデカを熱く語れるほど詳しくもないんだけど、映画を観てエンディングに入る前の銃撃戦の終わり方が個人的にモヤッとしました。

「え?これで終わり?」みたいに思っちゃいまして・・・(^^;)

これで本当にラストなのに、四面楚歌状態の二人がどうあの場を切り抜けたのか、そこがちゃんと描かれずにフェードアウト、定年退職後の描写にうつっちゃったのが個人的には不満です。

映画は尺も関係もあるししょうがないのかなと思わなくもないんだけど、県警の応援が来たとか奇跡的に二人が切り抜けたとか、そういうのがわかるシーンが1カットでも入っているとよかったと思っちゃいました。

今回の見どころの一つは、最後というだけあって往年の登場人物がいろんな形で出てきてるところ。

そういう部分は懐かしく、10年後はこうなってるんだーと観られてよかったと思うんですが、タカ&ユージと同じくらいの存在感を放つ真山薫(浅野温子)がちょっと個人的には残念なところもありました。

衣装が色々違うというのも見どころなのはわかりますが、シリアスなシーンがかなり短く(タカを激励したシーン)、そのあとにエンディングでまたあの弾けたかんじのキャラに戻っちゃってるので、少し浮いているような気がしちゃって(^^;)

特にこの2つがわたし的に意義のあったシーンです。

さくらの感想まとめ

今回のあぶデカは、本当に最後ということで年齢を感じるけれど懐かしいタカ&ユウジの掛け合いを楽しみにしている人にはたまらない出来だと思います。

実はわたし、残念なことに今回は作品に入りきれなかったのですが、その敗因はずばり過去の作品をすっかり忘れてしまっていたこと(^^;)

最近、ドラマから劇場版になる作品が増えて、忘れていても思いだせていたので、あまり気負わずに観に行ったところ、思ったよりも登場人物を忘れていて「あれ?この人いつ出てきたっけ?」と思い出しながら観ている状態でした。

わたしのように作品を忘れていそうな人や、あぶデカがはじめての人は、ドラマを少し観直すかスペシャル番組などを観て復習してから行ったほうがより楽しめそうな気がする。

ひょんなことからAmazonプライムに入ってしまったので、プライム・ビデオで過去の映画を視聴できますし、わたしはちょっともったいないことをしました(^^;)
(Amazonプライム会員は対象の映像作品は見放題)

ラストもハチャメチャで、最後の終わり方も二人らしかったし(それでいいのか?と思わなくもないですがw)、エンディングでは過去の映像が流れて、往年のファンはすごく楽しめる作品だったと思います。

個人的には、透が援護で来てくれたらよかったな~という感はあるんだけど、二人で何とかしようとしちゃうのがあぶデカですもんね。

あぶデカらしさがいっぱい詰まった作品でした!

映画『さらば あぶない刑事』予告動画

映画『さらば あぶない刑事』概要

映画『さらば あぶない刑事』

<スタッフ>
監督: 村川透
脚本: 柏原寛司
撮影: 仙元誠三
音楽: 安部潤
アクション監督: 高瀬将嗣
製作総指揮: 黒澤満

挿入歌:柴田恭兵「RUNNING SHOT」Feat.T.NAKAMURA、SENRI KAWAGUCHI&SHIGEO NAKA
エンディングテーマ:舘ひろし「冷たい太陽」

<キャスト>
鷹山敏樹: 舘ひろし
大下勇次: 柴田恭兵
真山薫 : 浅野温子
町田透 : 仲村トオル
キョウイチ・ガルシア: 吉川晃司
浜辺夏海: 菜々緒
松村優子: 木の実ナナ
深町新三: 小林稔侍
田中文男: ベンガル
吉井浩一: 山西道広
岸本猛 : 伊藤洋三郎
山路瞳 : 長谷部香苗
ディーノ・カトウ: 夕輝壽太
川澄  : 吉沢亮
石黒達也: 入江甚儀
奥西  : 片桐竜次 他

映画『さらば あぶない刑事』公式サイト

過去のドラマをHuluで復習 Hulu
Amazonプライムビデオで観る あぶない刑事

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この記事を書いた人

「進撃の巨人」「文豪ストレイドッグス」「ユーリ!!! on ICE」「Free!」「TIGER & BUNNY」「PSYCHO-PASS サイコパス」などのアニメが好きなアラフォーのオタク。気がついたら手遅れな腐女子だった。
アニメが大好き、現在は推しのねんどろいどをカスタマイズするオビツろいど、ねんどろいどどーる(ねんどーる)にどはまり中。
音楽はX JAPAN・嵐が好き。神社やパワースポットも大好き。
母がキスマイ・松坂桃李くんファンなのでミーハーは遺伝だと思ってる。

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腐女子のオタク感想文

コメント

  1. あぶ刑事好き ひでちゃん より:

    こんばんは!
    突然のコメント失礼致します。
    さくらさんの感想を見て私も共感したのでコメントさせていただきました。
    さらばと言う割には若干物足りなさを感じましたが、やはりあぶ刑事は、シリアスで通すのではなく、あえてコミカルなところを残しているところが良かったのかと思います。
    ランニングショットにのった柴田さんの走る場面、吉川さんのマイクパフォーマンスのような船上での照明キック、西部警察から継承されてる館さんのバイクからのショットガン、そして忘れてはならないあぶ刑事好きにはたまらない港303日産レパードゴールドシルバーツートンの車両などなど。
    でも、銃撃戦の乗り切り方が確かに物足りなかった!
    仲村トオルさんや、県警が全員集合で銃撃戦を制したワンカットが欲しかったですね!

    • さくら@管理人 より:

      あぶ刑事好き ひでちゃんさん、こんばんは。

      すごくあぶデカ好きなんですね!
      数行にギュッと考察が凝縮されていて、なるほどと思います!

      あぶデカらしさがつまってて色々よかったんですけど、そうなんですよ、わたしにはクライマックスシーンあたりがやはりちょっと物足りなかったんです(笑)。

      >仲村トオルさんや、県警が全員集合で銃撃戦を制したワンカットが欲しかったですね!

      そうですね、規則違反だとはわかってても、やっぱりこれで最後だったらそういうワンカットがあるともっとよかったですよね!

      コメントをありがとうございました^^

  2. セシボン より:

    こんばんは〜。
    突然のコメントで申し訳有りません。
    僕も先ほど上映を観て帰宅したのですが、、、
    ものすごく充実感があったし、面白かったし、最高だったのですが、やはり、物足りない。
    二人と、ヤクザたちの間が縮まらないのもおかしいけれど、それは置いておいても、弾数まで確認し合ってのだから、少ない弾数で勝つか、応援が来ないことには、❓❓❓です。
    僕としては、あの貨車の短いカットが何度も挟まれていたので、ヤクザと二人の間に貨車が止まり、貨車の扉が開いて、二人の後釜としてひと皮剥けたトオルくんがクレイジーに、、、
    な〜〜んて、期待していました。
    もしかしで、TVで「あぶないディテクティブ」の回想シーンで放映してくれますかね〜
    ではでは、失礼いたしました。

    • さくら@管理人 より:

      セシボンさん、こんにちは。

      >弾数まで確認し合ってのだから、少ない弾数で勝つか、応援が来ないことには、❓❓❓です。

      そうなんですよ(笑)。
      「弾の数と敵の数があいません!」ってお互いが確認してて、その数をぶっ放してるからこそ、応援が来てほしかったんですー。

      >二人の後釜としてひと皮剥けたトオルくんがクレイジーに、、、

      そういう展開、悶えますね!!
      やっぱ徹くんも最後なのではじけてほしかった感はありますよね。

      >TVで「あぶないディテクティブ」の回想シーン

      初心者が観ても大丈夫なダイジェスト番組が映画公開直前とかにあるとよかったなーと思います・・・!
      わたしが知らないだけで特集があったのかもしれませんけど、あれば観てから映画を観たかった。

      もちろんあぶ刑事らしい作品になってたしよかったと思うんだけど、だからこそ気になっちゃうところもありますよね(^^;)

      コメントありがとうございました!

  3. セシボン より:

    さくらさん、コメントをありがとうございました。

  4. なめこ汁 より:

    通りすがり失礼!このコンビの軽快なやり取り、萌えます腐腐腐…
    すみません、ネタバレ質問で申し訳ないのですが…検死シーンや連想するものはありますか?
    一緒に見に行くことを考えている相手が身内の検死に立ち会ったばかりで、
    もし内容に検死がでてくるなら考え直そうと思っています。

    渋みを増したオジサマたち、腐る前に憧れていたオジサマたち
    今の自分目線で見るのが楽しみです←

    • さくら@管理人 より:

      なめこ汁さん、こんにちは。
      コメントありがとうございます!

      腐の人なのですね、腐腐腐w

      刑事ものなので、被害者が死んでるシーン(死体)はあります。
      検死はなかったと思いますが・・・実はちょっと自分の記憶に自信がありません。

      身近で観た人がいないので確認できないのですが、ワンカットくらいはあったかも・・・と思わなくもないんですが、あっても記憶に残らないほどあっさり通り過ぎる程度だと思います。

      もしあっても検死結果を伝えた程度とかはあるかもですが、そのもののシーンはなかった気がします。

      確実に納棺されてるシーンは出ています。

      記憶があいまいで確実に「安心してください!出てません」と伝えられずにすいません。

      どのオジサマも渋いので、そういう意味ではとても見ごたえがありますよ!
      映画、楽しまれてくださいませ^^

  5. なめこ汁 より:

    さくらさんありがとうございます!
    行ってきました。舘さまにメロメロしてきました特にゴルフフクラハギ。
    新婚旅行みたいのもよかったですね…許せちゃう←
    見終わってからあーだこーだ議論の余地を提供してくれたオジサマたちにばんざーい☆
    通りすがりでお世話になりました~☆

    • さくら@管理人 より:

      なめこ汁さん>
      映画、無事に観られたようでよかった!!

      最後のゴルフのあのスタイル、いいですよね~(#^.^#)
      え、それでいいの!?と思いつつ、腐的には許せます♪

      わたし、今日別件の腐女子アニメ映画を観に新宿のバルト9に行ったんですが、キャストさまのサイン入りパネルが飾ってありました♪

      おじさんは本当にいいですよね~(#^.^#)

      こちらこそコメントありがとうございました!