ドラマ「ガリレオ2」の第7章『偽装う(よそおう)』の感想です。
※ネタバレ含みます。
第7章『偽装う(よそおう)』あらすじ
烏(からす)天狗をまつった神社を訪ねた、湯川(福山雅治)と栗林(渡辺いっけい)。ゼミの学生・みさき(逢沢りな)は、神主がコンクリートで固めたほこらの中にミイラがあるか確認してほしいと言う。烏天狗がミイラを盗むと話していた神主は2週間前に白骨死体で発見されていた。そんな中、みさきの友人・結衣(香椎由宇)の父親が銃で撃たれ、母親が首を絞められ殺されているのが見つかる。壁には「烏天狗」の文字が残されていた。
※Yahoo!テレビから頂戴しました<(_ _)>
感想
湯川先生と助手の栗林、ゼミの学生・みさきは、学会の帰りに、みさきの地元にある神社に祀られている天狗のミイラを見に行くことになった。
その途中、車のタイヤがパンクしてしまい、栗林が四苦八苦していると、通りがかった女性が傘を貸してくれた。
カラス天狗を祀った神社に到着するが、そこではミイラを見られないという。
みさきが、その神社に湯川先生を連れていきたかったのは、実はミイラのある祠はコンクリートでふさがれてしまい、さらに白骨死体まで見つかっているからだった。
本物のミイラなのかどうか・・・・・・
調査費用も出せないので、みさきが地元の警察官に相談されたけど、何も言わずに湯川先生を連れてきた。
この山に住むカラス天狗が祠にあるミイラを盗みにくるといって、神主がコンクリートで固めてしまった。
その直後に白骨死体も見つかっていたが、間もなくして神主も亡くなってしまう。
地元警察の調査では、神主は持病の心臓病で亡くなったとされたが、警察官は他殺かもしれないと不信を抱いていた。
狛犬のかわりのカラス天狗があったりと、なにやら物騒です。
「ここの山の中のカラス天狗はコンクリートを通り抜けられると信じているんです」
ドリル、レーダー、工業用内視鏡・・・
みさきは、湯川を黙って連れてきただけあって、用意周到だった。
実に興味深いほどではないけど、調べだした湯川先生。
その頃、大学の湯川の研究室では、事件解決に使われた機材の領収証が問題となっていた。
岸谷は、経理から湯川の出した領収証が何に使われたのかわからないと突き返されたといって、研究室の生徒に調べさせようとしていた(笑)。
「湯川先生と栗林さん、どっちが大事なの?」
「・・・湯川先生です」
「湯川先生です」
湯川が祠の中を工業用の内視鏡を使って調べた結果、何もなかったようだった。
「このミイラは偽物でした」
アップにすると年輪が見えるから、何かで加工されたあとがあるとのことだった。
ギャー
「犯人は壁をすり抜けて逃げたとしか考えられない・・・湯川先生・・・」
若い警察官は・・・私情を挟みまくりで、結衣の実の上話をしてくる。
傘から水が滴っていた・・・
「もし、引き金を引いたのは被害者自身だったとしたら?」
妻を殺害したあと、椅子に座りながら、散弾銃を逆に持ち、自分で自分に向かって銃を撃った──
「そう、これは自殺です」
犯人はもう一人いて、もう一人が偽装工作をしたと湯川は推理。
父親が母親を殺害したあとに自殺──それだと都合が悪かった人物が一人──。
「どうしてお母さんまで・・・なんて勝手なの・・・」
床に流れる血に触り、母親の首に塗る。
落ちていた散弾銃を拾い、銃を外へ捨てた。
持ってきた傘を家に置き忘れたまま、車へ乗り込み、カラス天狗のある神社へ・・・。
友人のみさきを車に乗せたまま、捜査をかく乱するために壁に「烏天狗」と書き、家の中を施錠。
結衣は、父親とは戸籍上の親子ではなかった。
父が先に亡くなれば母に遺産が相続され、その母が亡くなったことで結衣に相続される。
しかし、先に母が亡くなっていることがわかると、父の遺産は親子関係にはない結衣には相続されない。
「僕の仮説は間違っているか?
日本の警察は優秀だ。
母親の首についていた血痕が、あとからつけられたというものくらい、すぐに見破られる」
仕事のうまくいかなかった父は、母にいつも八つ当たりしていた。
だから、いつもように八つ当たりをしていて、母を殺してしまったんじゃないかと思った。
このままでは、母が可哀想だからと、とっさに偽装工作をしてしまったようだった。
両親が死んでいるのを見て、気が動転していたと警察には言えばいい。
自分は知らないふりをするから、自首したことにしなさいってことなんでしょうね。
自分には関係ない話だといいながら、警察官である前に人として怒っていたことに触れた。
「ひとつ頼みたいことがある。
鑑識が来る前に、どこかいい宿を教えてくれないか?」
湯川の代打で講義をすることになった栗林、せっかく山の中から戻ってきたのに・・・・
女子でいっぱいの講堂を夢みていたけど、やはり湯川ファンの女の子たちは誰も来ておらず、真面目な男子学生数人だけしか生徒はいなかった・・・(笑)。
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