映画「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」を劇場で観てきました!
玉木宏の御手洗を映画館で・・・!
(島田荘司先生の御手洗潔シリーズ好きです♪)
知らない人のために先に書いておきますが、「御手洗」と書いて「ミタライ」と読みます^^
推理物の醍醐味なので、犯人は誰かなどの肝心なネタバレはしていません。
どんな内容かざっくりと書いていますが、まったく知りたくない人は閲覧にご注意ください。
解説・あらすじ
解説
人気ミステリー作家・島田荘司が手掛けた人気シリーズ「御手洗潔シリーズ」のエピソードを基にした謎解きミステリー。6時間ごとに潮の満ち引きが繰り返される海を舞台に、探偵御手洗潔が謎を推理していく。主人公の天才探偵役には玉木宏。『相棒』シリーズなどの和泉聖治がメガホンを取り、島田がシリーズ初の映画化にあたり新構成の考案に参加。映画オリジナルのヒロインを演じる広瀬アリスのほか、石田ひかりや小倉久寛といった共演者たちにも注目。あらすじ
天才的な頭脳で、数々の難事件を解決に導いてきた脳科学者・御手洗潔(玉木宏)。ある日、御手洗は半年の間に6体もの死体が海岸で発見されたという“死体島”の存在を知る。事件の現場である瀬戸内海の興居島に着いた御手洗は、死体が海流によってある場所からこの島に流れてきたと推理。その場所を広島県福山市だと突き止め、福山へ移動した御手洗たちだったが、外国人女性の変死体が発見されるなど奇妙な事件に遭遇し……。
(引用:シネマトゥデイより)
映画感想
日本を代表する本格ミステリー作家・島田荘司先生の御手洗潔シリーズは以前よく読んでいたミステリ小説の一つなので、映画館で観てきました♪
1981年のデビュー作『占星術殺人事件』からはじまり、総部数550万部を更新し続けている大人気シリーズ。
中短編や外伝を合わせると50作も刊行されています。
玉木宏も好きな俳優さんの一人なので、映画館で観るしかないでしょう!
今回のポスターのようにお色気ムンムンなかんじだと、萌え度MAXです・・・!
(腐った系女子のわたしにはそう見えるw)
近所の映画館で上映していないので、さいたま新都心のMOVIXさいたままで遠征してきました♪
※原作未読(御手洗潔シリーズの他作品は読んでいます)
※初見なので解釈の間違え等あるかと思います。
※感想の一部にネタバレが含まれますので、知りたくない人は閲覧を控えてください。
マイ解釈によるざっくりストーリー
脳科学者・御手洗潔(玉木宏)のところにやってきた出版社の編集者・小川みゆき(広瀬アリス)は、御手洗が解決した事件を元に小説を書く石岡和己のために何か難事件を解決してほしいと、いくつか事件の候補を持ってやってきた。
その中に死体が流れ着く島があり、半年間で6体もの身元不明の死体が流れ着く瀬戸内へ向かうことに。
肝心の石岡は、他の取材旅行に行っておらず、みゆきが同行することになった。
今回死体が漂着する瀬戸内海にある島は、日本で唯一の太古の昔から変わる事のなく6時間ごとに潮の満ち引きが繰り返される時計仕掛けの海だということが判明。
潮の流れをたどると、広島県福山市から流れつくことがわかる。
そのまま向かい、福山署に事の経緯を説明して行方不明の届けが出ているかどうかを調べてもらいますが、そういった届け出はない。
しかし、そこで外国人女性の変死体が発見される。
一緒に同行していた御手洗は、福山署の刑事課長・黒田優作(小倉久寛)に、現場に警察が来たと感づかれないうちにすぐに部屋から出るように支持。
すると、4人の外国人が変死体が見つかったアパートへ乗り込んだところを犯人確保。
御手洗の推理によると、外国人たちは死体処理班で黒幕は別にいる。
そしてその後、弁護士から連絡が入るだろうと予測を立てるとそのとおりになってしまう。
他に大きな事件が起こっているだろう?と聞く御手洗に黒田は、目と口をふさがれた夫婦が滝壺に張り付けにされ、赤ん坊が死んでいる事件が発生していることを告げる。
広島県福山市で起こった張り付けの事件と外国人女性の変死体の事件、瀬戸内の海に流れつく死体に関係性はあるのか?
また、漁師たちの間で目撃される聖竜・・・首長竜(くびながりゅう)は本当いるのか?
江戸時代・水軍の配置図に名前が出てくる「星籠(せいろ)」を調べる福山市立大学准教授・滝沢加奈子(石田ひかり)の身の回りで起こる不審な出来事は事件と何か関係があるのか?というストーリーです。
テレビドラマ版の石岡くん@堂本光一は出ているのか?
御手洗先生の助手として石岡和己というキャラがいます。
テレビドラマ版『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル“傘を折る女”~』では石岡くんをKinKi Kids・堂本光一さんが演じていました。
ドラマ版もみています。
(※現時点でDVD化はされていません)
光ちゃんファンは「映画に石岡は登場するのか?」と気になるところかもしれません。
最初に言っておきます。
堂本光一さんの出演はまったくありません。
影も形もありません。
せいぜい声だけですが、エンドロールを見ていたけど『堂本光一』の名前はなかったように思います。
(※わたしの見落としの可能性もあります)
ただ、キャストのところに声の出演という項目があって、そこには別の名前があったように思いました。
石岡くんの声は光ちゃんに似た誰かなのかな?と思いましたが、チラ見だったので断言できません。
シーン振り返りの過去映像もありませんので、もし「ちょっとでも出てるかもしれないから・・・」という、それだけのために映画館へ行くならもったいないかと思います。
わたしはこういうところは気にしないタイプなので詳しくないですが、テレビ版の視聴率がそれほどよくなかったようですね。
それが原因で映画に光ちゃんを出せない大人の事情があるようだという噂もありますよね。
正直真実はわかりませんが、個人的には御手洗潔シリーズが映像化してくれたのは嬉しいので、やはり石岡くんも映画に登場してほしかったです。
では、石岡ポジションはどうなるのか?といえば、広瀬アリスさんが小川みゆきというオリジナルの編集者の役で補っています。
わたしが腐った女子だからというのもあるけど、実写化された作品で出てくるその立ち位置の女性キャラは正直イラッとするタイプが多いんですが、今回の小川みゆきはそれほどイライラせずに観られました。
事件と歴史の結びつきが面白い
今回複数の事件があり、それと歴史のエピソードが入る推理ものです。
張り付けの事件の犯人と外国人女性の変死体の事件は別々なようでいてちゃんと最後に繋がります。
いくつも事件が重なってそれが繋がっていくミステリの醍醐味を味わってほしいので、誰が犯人とか大きなネタバレは割愛します。
事件を調べていった御手洗は、准教授の滝沢と知り合います。
江戸時代の文献に出てくるペリー来航あたりの水軍の配置図にある「星籠」の名前が出てきます。
歴史的にも謎でそれを専門に調べている准教授だっているのに、それを差し置いて謎を解いてしまう御手洗潔。
博識すぎる玉木御手洗のイケメンっぷりが格好いい・・・!
つーか、今回のメインビジュアルになってる玉木宏の見た目のエロスに既にノックアウトされている腐った女子のわたしとしては格好いいところも抑えつつ、江戸時代の水軍の歴史と事件の謎解きのハーモニーが個人的にたまらんかんじでした。
映画を観たさくらの感想まとめ
わたしは今回、映画を観てまったく寝ませんでした。
もともと夜行性なので、午前上映の映画はだいたい睡眠四時間半で観ることになります(^^;)
自分が受け付けられない(つまらない)内容の映画だと居眠りをしてしまうというよくない癖がありますので、そういう意味では睡魔は訪れませんでした。
映画は御手洗の変人っぷりは抑えられてしまってましたが、トータル的にはちゃんとストーリーとして仕上がっていたと思う。
既読ファンだと感想が別れると思いますが、今作品が未読のわたしは面白く観られました。
(石岡くんがいないのは残念ですが・・・)
和製シャーロックホームズと書かれるだけあり、複数の事件が1つの線に繋がる部分、江戸時代までさかのぼった水軍の話と事件が繋がる部分は面白いと思いますが、アクションシーンなどの派手な映像はないので、そういうのを求めていると「なんか違う・・・」と思うかも。
推理物はまあこんなかんじかな・・・とわたしは思います。
あと、恋愛ストーリーを期待していると「ちょっと違う・・・」と思うと思います。
歴史ロマンはあるけどラブロマンではないです。
オリジナルキャラを演じる広瀬アリスさん、石岡くんの書く小説に出てくる御手洗のファンという設定だったので、若干オタク臭さが醸し出される役柄。
人によっては受け入れられない気もしますが、わたしはそれほどうるさくは感じませんでした。
玉木宏の演じる御手洗も結構好きなんですが、次回作はどうでしょう?
続きそうな雰囲気で終わっていた・・・ということもなかったので、続編はあるのかどうかまったくわかりません。
ただ、次回作を作るなら今度こそ石岡くん問題を何とかしてくれると嬉しいです。
映画「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」予告動画
映画「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」概要
映画「探偵ミタライの事件簿 星籠(せいろ)の海」
<スタッフ>
原作: 島田荘司
脚本: 中西健二 / 長谷川康夫
音楽: 岩代太郎
監督: 和泉聖治<キャスト>
御手洗潔: 玉木宏
小川みゆき: 広瀬アリス
滝沢加奈子: 石田ひかり
黒田優作: 小倉久寛
小坂井准一: 要潤
辰見洋子: 谷村美月
槙田邦彦: 吉田栄作
他
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