映画「文豪ストレイドッグス BEAST」、略して『映画文スト』を映画館で公開初日に観てきました。
※感想には一部ネタバレが含まれます。絶対に知りたくない方は閲覧しないでください。
解説・あらすじ
解説
実在の文豪の名前を持つ登場人物が異能を駆使して繰り広げるバトルを描き、アニメや舞台にもなったシリーズを実写映画化したアクション。闇の獣や刃を駆使して攻撃する芥川龍之介と虎に変身する能力を持つ中島敦の所属組織が原作とは反対の組織に設定され、二人を中心にしたバトルを展開する。出演は芥川役の橋本祥平や中島役の鳥越裕貴など舞台版のキャストを中心に集結。監督を務めるのは仮面ライダーシリーズや戦隊シリーズなどを手掛けてきた坂本浩一。
(引用 シネマトゥデイ)あらすじ
異能者が集まる街、ヨコハマ。貧民街に暮らす身寄りのない芥川龍之介(橋本祥平)は、餓死しかけていたところを拾われ、「武装探偵社」で働くことになる。そこへ、組織に敵対する者は容赦なく殺害する中島敦(鳥越裕貴)が訪れる。中島が持ってきた封筒には、芥川が行方を捜している妹・銀(紺野彩夏)の写真が入っていた。
(引用 シネマトゥデイ)
映画館で観てきたよ
久々のブログ更新、映画感想となりますが、お読みくださっていた皆様、お元気でいらっしゃいますか?
大変ご無沙汰しておりますさくらです。こんにちわ。
そして、検索でやってきてくださった方ははじめまして。
適当に好きなことを語っているオタクとしてずっと生きてきたさくらと申します。
新年一回目の更新、悩みましたがせっかく観に行ってきた映画の感想にしました。
映画「文豪ストレイドッグス BEAST」です。

朝霧カフカ書き下ろし小説「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-A」
映画公開前日、関東では珍しく雪が降り、正直映画館にたどり着けるのかと不安でしたが、一週目の入場者特典『朝霧カフカ書き下ろし小説「文豪ストレイドッグス 太宰を拾った日 Side-A」』は無事にゲットできました。
映画館へ朝一番で到着したため、少々ですがグッズも購入できてよかったです!
※「文豪ストレイドッグス BEAST」原作小説・漫画共に未読
※原作コミックス一部未読(TVアニメ化された部分まで既読)
※アニメシリーズ、劇場版は全部視聴済み
※舞台は未履修
※感想には一部ネタバレが含まれます
※感想は大変個人的な主観が入りまくっています
感想
シリーズ累計850万部を突破した『文豪ストレイドッグス』(朝霧カフカ・原作、春河35・作画)の初の実写映画化作品。
文豪の名前を持つ登場人物たちが、特殊な異能力を駆使してヨコハマでアクションバトルを繰り広げる。
今作は、通常の主人公の中島敦と、その宿敵である芥川龍之介の立場が逆だったら?というifを描いたストーリー。
身寄りがなく生き別れた妹と探していた芥川龍之介(橋本祥平)は、行き倒れていたところを織田作之助(谷口賢志)に拾われて「武装探偵社」で働くことになる。
「武装探偵社」と敵対する組織「ポートマフィア」の首領・太宰治(田淵累生)は、白い死神・中島敦(鳥越裕貴)に「武装探偵社」に封筒を届けるようにと使いを出す。
そこには、芥川の妹・銀(紺野彩夏)の写真が入っていて……。
元の物語を知らないとついていけないかも?
今作は、「文豪ストレイドッグス」シリーズで主人公の中島敦と、芥川龍之介の立場が入れ替わってしまったら?という『もしも』のストーリーです。
その前提条件を知らずに映画に行ってしまったわたしは、ちょっとストーリーに置いていかれそうになりました。
この感想を書くにあたり、文豪ストレイドッグス BEAST (角川ビーンズ文庫) のあらすじをチェックしてみたのですが、『2018年公開の劇場版入場特典の小冊子に加筆修正した完全版が登場』と記載がありました。
「あ、これ、わたしが家族にあげちゃった特典のやつだ」と……(笑)
当時、作品にどはまりしていなかったわたしは、入場者特典を入手できなかった、どはまりしている家族にあげてしまったのです。
基本的にアニメを楽しみたい派なので、原作小説やコミカライズはTVアニメ放送分までしか読まないようにしているので、どうりで知識がないはずですね……。
立場が入れ替わった二人で、今までのTVアニメのストーリーを早回して観ているかんじのため、文ストを知らない初心者が映画に行った場合、ついていけないかも?と思いました。
アクションやCGなど
アクションは舞台俳優さんが演じられているということもあり、迫力あるものに仕上がっていました。
しかし、映像が雑に感じてしまうところもあり、CGの処理は少し不満があります。
寧ろ舞台だったら、そのあたりは気にならなかったと思いますが、劇場のスクリーンで観た場合に若干気になってしまいました。
挿入歌を入れるタイミングは「え?ここで?」と思ったりしましたが、TVアニメで使用された楽曲を使用したのはとても嬉しいです。
(挿入歌は、第2期OPのSCREEN mode「Reason Living」、第1期・2期EDのラックライフ「名前を呼ぶよ」でした)
ハピエン……ではないかも?
ハッピーエンド、略してハピエン。
どんな境遇にいたとしても、最後は幸せになりました。
めでたしめでたし……という流れが大好きです。大好物です。
中島敦と芥川龍之介の立場が入れ替わったことで、本来であればいないキャラクターの新たな人生の歩みを観ることができるのは大変素晴らしいです。ありがとうございます。
太宰治は親友の織田作之助の生きているこの世界線を大切にしていて、他を選ぶと救えないことを理解して生きている。
でも、太宰さん的には幸せ……なのかな?と思わなくもないので、深く考えるとモヤモヤします。
そして、わたしの推しは、中也さんです。太宰と中也が大好きなのです。
特に中也を推すわたしとしては……これはハピエンではない……ハピエンじゃないでしょー!!
……ふう、個人的に一番訴えたかったところです。
ネタバレしすぎないようにいうにはこれが限界ですね(笑)。
そのシーンは、エンディング後に登場しますので、ぜひ最後までしっかりと御覧くださいませ。
感想まとめ

雪撮影で自立できずに倒れた太宰さんと、それにつきあわされて倒された中也
映画「文豪ストレイドッグス BEAST」、総合的な感想としては星4つ。
理由は前述しましたが、ちょっとCG処理が好みではなかったこと、布教したいわたしとしては、文ストを知らない人は、初見だと意味がわからないんじゃ?というところが理由です。
しかしながら……ヨコハマで最も危険な男・太宰治……いい響きですね!
そして、そこに不満ありまくりで従う中也……おいしいです。
大変おいしいですが、この世界線はわたしにはちょっと辛いわ~。
「文豪ストレイドッグス」、テレビアニメ第4期、続報をお待ちしています!
あ、そうそう。
映画「文豪ストレイドッグス BEAST」 イラストクリアファイル(太宰 治&中原中也) 映画館で無事に買えました……!
飾っておきたい逸品です……!
映画「文豪ストレイドッグス BEAST」概要
<スタッフ>
監督:坂本浩一
原作:角川ビーンズ文庫「文豪ストレイドッグス BEAST」
脚本:朝霧カフカ
音楽:岩崎琢
<主題歌>
GRANRODEO「時計回りのトルク」
<キャスト>
芥川龍之介:橋本祥平
中島敦:鳥越裕貴
織田作之助:谷口賢志
太宰治:田淵累生
銀:紺野彩夏
泉鏡花:桑江咲菜
中原中也:植田圭輔
国木田独歩:輝馬
江戸川乱歩:長江崚行
谷崎潤一郎:桑野晃輔
宮沢賢治:堀之内仁
与謝野晶子:広川碧
谷崎ナオミ:齋藤明里
澁澤龍彦:村田充
フョードル・D:岸本勇太
院長:南圭介
坂口安吾:荒木宏文

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