「実写映画の進撃の巨人はPG12指定ですが、子供に観せても大丈夫ですか?」という親ならではの心配があるようです。
特に4~5歳の進撃ファンの親が判断に悩んでいるようです。
わたしも既にネタバレ感想はアップしていますが、ネタバレなし感想で、どういう人にこの映画がおすすめか、逆にこういう人は観ないほうがいいよという、わたしなりの見解をまとめてみました。
特に観ないほうがいいよのほうが内容を占めていますが(笑)。
G、PG12、R15+、R18+とは何?
親子で進撃ファンで、作品を楽しまれている人たちが、子供に実写映画を見せるべきかどうか、非常に悩んでいるという話をあちこちで聞きます。
実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の映画は、【PG12】という区分にあたります。
G、PG12、R15+、R18+とは、映倫区分による、観覧できる年齢制限を示したもので、【PG12】は12歳未満の方は保護者の助言・指導が必要ですという、親としたら判断に悩むものになります。
G :年齢を問わず、どなたでもご覧いただけます。
PG12 :12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要
R15+:15歳以上の方がご覧いただけます。生年月日を確認できるものをご持参ください。
R18+:18歳以上の方がご覧いただけます。生年月日を確認できるものをご持参ください。
(参考:映画倫理委員会(映倫) 映倫の区分
アニメ版の映画は【G】、年齢を問わずに誰でも観られる区分でした。
実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の映画は【PG12】。
親の同伴の義務はありませんが、12歳未満のお子さんが映画を観る場合は親の判断が重要になってきます。
実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」は子供が観て大丈夫?
映倫の審査作品リストに指定理由が掲載されています。
人類は百年以上前から巨人の侵攻を防ぐため、巨大な壁を三重に築き、平和を保っていたが突然巨人が現れた。ファンタジーアクション。肉体損壊及び流血の描写がみられるが、親又は保護者の助言・指導があれば、12歳未満の年少者も観覧できます。(1時間38分)
(引用:審査作品の検索結果)
『肉体損壊及び流血の描写がみられる』となっていますが、わたしはこんな一言で片づけられるようなものではない気がします・・・。
ネタバレをせずに説明するとなると、わたしがざっくりといえることは以下となります。
- 主人公の動機が原作と実写映画は違う
- 巨人の捕食シーンがアニメより生々しい
- 血が飛び散る、おびただしい量の血が溢れ出るシーンがあり、アニメよりグロさが増している
- 少しではあるけれどラブシーンもある
主人公の動機が原作と実写映画は違う
アニメは、巨人の捕食シーンは残酷ではありますが、色彩が鮮やかで綺麗なこともあり、また子供でも「食べられてしまった母親の復讐がしたい、敵をとりたい」という主人公の気持ちがすぐにわかると思います。
実写版は主人公の設定が違うこともあり、一見してそこが子供にはわかりにくいかも。
また、監督自ら明言していますが、主人公の動機がまったく違うので、子供・・・特に4~5歳のお子さんが進撃ファンで実写を観たいと言った場合、理解できるのかが不明です。
(参照:樋口真嗣監督インタビュー『ビジュアルは原作に忠実に撮った―だから答えは漫画にある』(1/2))
こちらはネタバレなしで書いているので具体的なことは避けますが、「巨人に食われた母親の復讐のため」というストーリーではありません。
巨人の捕食シーンがアニメより生々しい
アニメのほうの巨人の捕食シーンが残虐すぎると思っている人は、実写は向かないと思います。
アニメよりも実写のほうが巨人の捕食シーンが生々しいと感じます。
人格形成時期にあたる年齢の場合、心に何らかのダメージがあるのではないかという危惧はあります。
映画をまだ観ていない場合、公式アップされたこの予告動画[↑]も観られて検討されていると思います。
この動画は実際に捕食されたシーンが登場していないのでわかりにくいですが、実際はかなりモグモグと人間が食べられていて、子供だけじゃなくて苦手だと感じる大人もいます。
流血シーンなどアニメよりグロさが増している
わたしは進撃はアニメから入ったんですが、冒頭のシーンの母親が巨人に食べられてしまうシーンは結構衝撃でした。
子供の年齢にもよると思うんですが、「殺人はダメ」とかそいういう倫理観が出来上がる前であればおすすめできない気がします。
巨人を倒されるシーンの流血は想像がつくと思いますが、複数の人間たちが流す血の量がかなり多くて生々しく、恐怖を覚えるかもしれません。
少しではあるけれどラブシーンもある
原作・アニメの進撃ではなかった部分ですが、内容にラブシーンが含まれます。
原作・アニメでもカップルの調査兵はいましたけど、それより数段レベルアップしたいちゃつきです(笑)。
まあ、Rがつくほどではありませんが、絵でみるライトなカップルと、実際の人間で観るラブシーン、お子さんの年齢によってですがどうかな?と思った次第です(^^;)
12歳未満の子供に見せるべき?わたし的見解まとめ
Facebookで「本人が観たいと言っているんだからいいんじゃないか?」とか「怖がりながら観る分にはいいと思う」などの意見もありました。
そういう意見もありますね。
ご自身のお子さんがどういう性格かはよくわかると思うので、捕食シーンで腕とかが飛んでも大丈夫か、大量の血が流れて大丈夫か、ラブシーンは大丈夫かなどを基準に判断されるといいと思います。
10歳くらいのお子さんで、実写は観ないほうがよかったと言っていたという話も聞きました。
また12歳くらいのお子さんは大丈夫だったという話もありました。
あまり心配なら、親が先に内容チェックで事前に観られたほうがいいかと思います。
個人的には、実写は結構グロイので小さい子であればおすすめできません(^^;)
今までであげた内容がクリアできたなら、親子で劇場で楽しまれるといいと思います^^
超大型巨人の襲撃は、アニメよりもリアリティがあると思います。
あと「DVDやBlu-rayになってから、子供の様子を見ながら家で観るといいのでは?」という提案もありました。
DVDでのご自宅での視聴であれば、作品の内容にプラスして、映画館の暗さで怖いと泣いちゃったりしたらどうしようという心配しないでよさそうですよね。
映画グッズは大人も子供も!
わたしもパンフとキーホルダーを買っていますが、映画のグッズは大人も子供も好きなブレードモチーフや自由の翼のものがあるので、そういうのは実写やアニメ、原作などのくくりもなく、持っていて嬉しいものかなと思います。
ブレードタイプはわたしが買ったキーホルダー以外には、ペーパーナイフやブックマーカーなどもありました。
ハンジの武器(画像左)のものもあります。
調査兵団マーク入りのものも結構ありますので、そういうものは特に区別もなく持てますね!
実写を観なかったとしても、そういう楽しみかもあると思います^^
実写映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」概要
映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」
<スタッフ>
原作: 諫山創「進撃の巨人」
監督: 樋口真嗣
特撮監督: 尾上克郎
脚本: 渡辺雄介 / 町山智浩
音楽: 鷺巣詩郎
扮装統括: 柘植伊佐夫
主題歌: SEKAI NO OWARI「ANTI-HERO(アンタイヒーロー)」<キャスト>
エレン:三浦春馬
シキシマ:長谷川博己
ミカサ:水原希子
アルミン:本郷奏多
ジャン:三浦貴大
サシャ:桜庭ななみ
サンナギ:松尾諭
フクシ:渡部秀
ヒアナ:水崎綾女
リル:武田梨奈
ハンジ:石原さとみ
ソウダ:ピエール瀧
クバル:國村隼
他
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